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東京学芸大学 柿沼万里江氏(パウル・クレー・センター 研究員)講演会

東京学芸大学 柿沼万里江氏(パウル・クレー・センター 研究員)講演会

故郷への亡命 パウル・クレー晩年の創作とその芸術的/政治的意義

日時 2023年2月1日(水)15:00-17:00 場所 S 202 教室 (S棟 2階)

事前申し込み不要

スイスの首都ベルン出身、国籍上はドイツ人としてバウハウスで教鞭 をとったパウル・クレーは、ナチによって「退廃芸術家」の烙印を押 され、故郷スイスへの亡命を余儀なくされた。本講演では、アイロニ カルな視点から社会的・政治的でアクチュアルな状況を克明に観察し たクレーの晩年の創作とその芸術的/政治的な意義を解き明かす。

柿沼万里江さんプロフィール

上智大学で哲学、学習院大学とチューリヒ大学の大学院で美術史を専攻。チューリヒ大学 に勤務後、2016年よりベルンのパウル・クレー・センター美術史専門研究員。専門はドイ ツ語圏の近現代美術史、特にパウル・クレー研究。近年は、芸術作品の由来、来歴の調査 研究にも従事。パウル・クレーに関するドイツ語の著作多数。日本語での近著は、『日々 はひとつの響き ヴァルザー=クレー詩画集』:ローベルト・ヴァルザー詩/パウル・ク レー画/柿沼万里江編/若林恵・松鵜功記訳、平凡社 2018年。

学芸大講演会(柿沼) 故郷への 逃亡